2026年度 合格体験記 保護者様⑦
【本文】
遊ぶことが大好きで、
やんちゃで陽キャ男子の息子は、
最終的に本気を出したのは最後の3週間でした。
1月の3連休明けから
学校を休んで勉強する、と宣言したのは
おそらく本当に間に合わないと思ってのこと。
しかしながら休む直前の登校日には、
「これでしばらくみんなと会えないから」
と、学校の校庭開放に遊びに行く
という暴挙に出ています。
本番まであと少し、一秒も無駄にできない時期であり、
そんな余裕もない成績でした。
遡ること4年生になる春休み、
とりあえずどんなものだか見てみよう、
と、私学が一堂に会する合同説明会に行った
その日から彼の受験は動き始めます。
偏差値もなにも気にせず立ち寄った
その学校のブースで名前を聞かれ、「○○くん」と
下の名前で呼んでくださった好印象の先生によって、
一気にその学校への興味がわきました。
その夏、学校見学会に行き、
私はまずその環境に魅了されました。
息子はというと、在校生代表がステージで
「僕は元町中華街から通っています」の言葉に
「おおー!」(東横線だ!)と一人声を上げてはしゃぎ、
「いいねえ、そういう参加は大歓迎だよ」
と司会の先生にもマイク越しに声をかけられ、
その後校内案内を受けているとき、
こちらが聞いたわけでもないのにこう言い放ったのです。
「おもしろそうだからここにする。」
その後ひよし塾の面談で志望校を聞かれたとき、
私は恐る恐る答えました。
「〇校がいいと言っています」
「おおー!」
今度は先生方が声を上げました。
「ぴったりだと思います。」
それでも、ほかにはどんな学校がいいでしょうかと
面談で先生に相談しながら、学園祭、オープンキャンパス、
学校見学会、学校説明会と、息子とふたりで足を運ぶこと16校。
先生から
「学校見学の際には、その学校にいる自分(子ども)の姿を
想像できるかどうかを考えながら見てください」
と言われますが、まさにその通りで、
とても大切なことだと思いました。
学校によって先生や生徒の雰囲気は本当に違います。
実際に現地でその空気感を感じ、
そこで仲間に囲まれ楽しめるか、
そして成長できる環境か。私は地方出身で、
どこがどうだという判断基準も持ち合わせて
おりませんでしたので、先入観なく公平に見てきたつもりです。
そんな私も、そして息子自身も、それだけの数の学校を
訪ねても志望校はブレませんでした。
〇校のイベントには4年生から何度も訪問し、
説明会などでもらえる校名入りのシャープペンシルは
色違いで何本にもなりました。
鉛筆やノート、果ては校章入りのタンブラーまで
学校グッズを購入し、オンリーワンの志望校です。
しかし、早くから志望校が明確であってもそれはそれ。
基本的に好きなことしかしたくない性格です。
算数:好きで得意。最も時間を費やし、
算数ばかりやりたがる。
国語:好きも嫌いもとにかく不得意。
特に物語文、登場人物の気持ちがわからない。
社会:「ねこねこ日本史」をベースとして
武将好きからの歴史好き。でも現代には興味なし。
理科:原因不明の苦手意識。とにかくやりたくない。
こんな彼の成績は、そのまま各教科の点数に表れていました。
このままじゃいけないと本人もわかってはいても、
嫌なものはどうしても後回しになり、
しまいには先生から、算数はやるな、
理科をやれと算数禁止令が出たほどです。
合不合テストの判定も、
国語と理科が足を引っ張り安定しません。
夏期講習明け9月の合不合テストの国語は、
受験生とは思えない、驚愕と絶望の偏差値でした。
でも玉田先生はおっしゃいました。
「合不合は入試問題ではありませんから。」
それがどういう意味かはのちにわかってきます。
我が家の受験は3年間圧倒的第1志望の〇校、
あれだけ見に行った中からようやく
ここもいいかなと思えた△校。この2校のみの受験です。
△校は算数一科入試と4科目の一般入試があり、
算数一科が第2志望、一般入試が第3志望の位置付けです。
〇校は過去7年の一~三次入試から20回分、
△校算数一科入試も過去7年分を解きました。
算数入試は学校サイトに載っている過去問を
ダウンロードしたものの、
解答が入手できなかった年度がありましたが、
有久先生になんでこの年度の過去問は解かないのかと問われ、
答えがないからというと、有久先生は、
問題持ってきて、答え作るからとすぐさま
解答を作成して下さいました。
算数好きな息子は有久先生には
特に絶大な信頼を寄せており、
家で問題に苦戦しているときは
「有久先生が家庭教師だったらいいのに」
とつぶやいていました。
不得意な国語は、毎週土曜日に藤田先生が
じっくりと面倒を見てくださいました。
玉田先生は面談のたびにいつも、
ではここはこうしましょう、
ここに関してはこれでいけると思います、
と今後の取り組みを提案、実行してくださいました。
これほどの個別対応をしてくださるのが
ひよし塾のすごいところです。
過去問に着手した当初は合格最低点に全く届きません。
算数一科は不得意な「数の性質・場合の数」に苦しみます。
提出しすぐに先生からの赤ペンが入って戻ってくる。
直しが滞る。
「やりっぱなしの過去問を放置して
得点が取れるようになるのだろうか。
これを危機感のない行動という。」
と玉田先生の赤ペンとともに叱咤激励が飛ぶ。
ようやく直す。この繰り返しです。
「合不合は入試問題ではありませんから。」
玉田先生の言葉がようやく腑に落ちてきたのはこのころです。
当たり前ですが合不合テストは
志望校にかかわらずみな同じ問題です。
でも入試は学校によって明らかに傾向が違う。
その傾向と問題レベルを頭に叩き込み、
対応できるようになること。
どこの学校でも「過去問をやってください」と言われるのは、
入試に向けての最大のヒントなんだなと思いました。
それにはとにかく時間配分を含め過去問を解く、直す。
同じ問題は絶対に出ないけれども傾向に慣れる。
これに尽きるということです。
なるほど確かに、それはわかりました。
そして息子も1月連休明けからは
毎日過去問に取り組んでいます。
でも戻ってきた解答用紙をのぞいてみると
思わず無言になる点数の時も多々あり、
いやこれ本当に大丈夫かと毎日思っていました。
(思うばかりでなく、え、これ大丈夫なのと口にも出していました。)
それでも本人はあきらめず、嫌がらず、
むしろ、この学校の問題は相性がいいと思うんだよね、
とあくまで前向きでした。
そして迎えた2月1日。
玉田先生の今まで通りやれば大丈夫だから、
の言葉に背中を押されて向かいます。
午前は〇校一次入試。
受付を済ませ、「行ってきます」と1度だけ振り返り、手を振って
校舎に消えていきました。
私にとっては長い長い時が過ぎ、
彼にとってはおそらくあっという間の数時間が終わり、
待ち合わせ場所には何とも微妙な表情の息子が現れます。
そして開口一番「ビミョー…」
ああこれは二次試験確定だ、いや三次までもつれ込むかも、
今から他に受けられる学校を探さなきゃいけないかも。
本気でそう思いました。
そして午後は△校の算数一科入試。
好きな教科なんだから楽しんでおいでと送り出し、
試験を終えるともう夕暮れです。
出てきた息子は
「過去問より今回難しかった。周りの子たちもそう言ってた。」
と言いつつも
「でも問題はおもしろかったよ」
と晴れ晴れした表情でした。
〇校の合格発表は翌日9時でしたが、
△校の午前一般入試のあとで
結果を見たいから先に見ないで、
と念を押されていました。
2日昼過ぎ、△校一般入試を終えてできた息子と合流し、
覚悟を決めて発表サイトにログイン…。
「やった!よっしゃあ!むっちゃ嬉しい!
こんな嬉しいことあるんだー!やったー!」
と語彙力のなさ丸出しですが、
なんと合格していました。
そして出来過ぎなことに、△校の算数一科、
一般入試ともに合格をいただくことができました。
こう書くと順風満帆な受験じゃないかと
思われるかもしれませんが、
1月のいわゆる前受校は不合格でしたので、
親としてはそれはそれは不穏な心持ちの2月入試でした。
4月、晴れて念願の〇校生となった彼は、
入学式翌々日には友達を連れて帰ってきました。
友達と海でお弁当を食べ、砂浜で遊び、毎日楽しそうです。
それでもひよし塾のことは忘れず、
塾友と一緒に、後輩を元気づけに、そして先生方に
会いに行くタイミングも楽しみにしています。
彼が〇校生になることができたのは
ひよし塾のおかげに他なりません。
それなのに
つい最近、塾友との会話のなかで、
私の知らなかった塾での問題行動や事件が
次々と明らかになり、申し訳ない思いで
いっぱいになりました。
そんな息子を、2年生パズル道場のころより
長い間愛情深くご指導いただきまして、
本当にありがとうございました。
これからも
「お子様を大勢の中の一人にしない」、
そしてこれからも
「親をも大勢の中の一人にしない」
ひよし塾であり続けてください。
【玉田より】
2年生パズル道場のころより
ご通塾いただきありがとうございました。
いつも明るく元気に通塾してくれていたと
思います。
振り返っても笑顔の記憶が多いです。
途中いろいろありましたが
塾内で完結させるべきことばかりでした。
成長過程のお子様
トライアンドエラーを繰り返しながら
成長していただければ幸いです。
間違ったら直して次回同じ失敗を
繰り返さなければいいことです。
中学高校でも何かに挑み続けることは
失敗の繰り返しです。
でも学校のいいところは何度失敗しても
いいところです。
教職員の方々もしっかりしている
学校なので心身ともに健康に
過ごしていただければ幸いです。
志望校のお話を聞いた際に
これはドンピシャの学校だと思いました。
逆算しても十分届き
進学しても充実した時間を過ごせると
思いました。
他の学校もご見学いただき
ありがとうございました。
比較対象として足を運んでいただければ
より良い学校が見つかることもありますし
より志望校に対して強い気持ちが
芽生えると思います。
今後もお勧めしていきたいと思います。
算数はパズルも役割を果たしましたが
事前に取り組んでいたそろばんが
大きな武器となりました。
指導側としては本当に助かりました。
算数が強いと選択肢が広がります。
午後入試は思考力が問われ
9月~11月は苦戦しましたが
最後に合わせていただけたこと
感謝しております。
また保護者様におきましては
ぶれずにお子様の志望校合格に
向けてのサポートをしていただきましたこと
私が厳しい声掛けをした際にも
ご家庭でフォローしていただきましたこと
御礼申し上げます。
進学したい学校を見つけて
努力をする
上手くいかないことを経て
できるようにする
今回の経験をもとに
充実した6年間を過ごして
素晴らしい進路を切り拓いて
いただければ幸いです。
今までご通塾いただきありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。
玉田
