2024年合格体験記 保護者様⑥

我が家は共働きのため、
学童に行かなくなった
4年生の夏休みの過ごし方を
どうしようと考えていた際、
夏期講習に参加したのが
ひよし塾にお世話になる
きっかけでした。

「すっごく楽しかった!」
と先生方から教えていただいたことを
毎晩ずっと話し続けていたものの、
2学期から塾に通いたいか
確認した際の答えは
「まぁいいや」。

その後、中学受験を
することとなったのは、
「中学、高校で途切れなく
部活をやりたい」
という本人の言葉でした。
(おそらく受験を意識して
通塾する友達が周りに増えてきて、
色々話を聞くようになったのだと思われます。)

目標をちゃんと持って
取り組むのであれば、
親としては応援、サポートすること、
やらされるのではなく自分がやる、
と決めたのだから
途中で投げ出さないこと、
を相互に確認し、
4年の2月から通塾を始めたものの、
早い段階で苦手な理数系科目から
逃げようとする姿勢が
見受けられるように。

個別授業をすっぽかしたり、
算数フォローに
出席しているふりをして
3時間近くもどこかで
時間を潰して帰宅する、
などということもありました。
ご迷惑をお掛けしたにも関わらず、
その都度先生方には
親身にご対応いただき、
感謝してもしきれません。

授業の理解度のみならず、
我が子の適性についても
面談等でアドバイスいただき、
そのおかげで親の視野も広がり、
幅広く様々な学校の見学を
行なうことができたと感じております。

受験校は
「家からの距離や偏差値とは関係なく、
合格したら『行きたい!』と思えるところ」
という観点で
親子で話し合って
目標を定めたものの、
第一志望校は
本人にとっては強い意志を持って
頑張る必要のあるレベルのところでした。
とはいえ、
合不合テストや
過去問への取り組み結果から
現実が見えてきてもなお、
本人の気持ちは揺るがず。
だったら早めに第二志望校からの
合格を勝ち取ろう、
第一志望校は受験すらできなかった、
ということにならないように頑張ろう、
という観点で、
玉田先生のアドバイスの下、
受験スケジュールを組みました。

<1日目>
第二志望、第三志望、共に不合格。
本人としては感触は悪くなかったようで、
一緒に合格発表サイトを見ました。
結果を画面で見た途端、
じっと立ちすくみ無言で
ぽたぽたと涙をこぼす我が子をみて、
「あぁ、我が子はこれまでの人生で
最も悔しい思いをしているのだなぁ」
と思いつつ、
「さぁ、明日に向けて
気持ち切り替えるよ。早めに寝よう。」
と声を掛けました。

<2日目>
朝イチに綱島駅で
玉田先生にお声がけいただいたことで、
だいぶ緊張が和らいだように思われました。
その後受験校の最寄り駅でも
再度お会いし、励ましていただき、
本人も
「よし、今日決めたい!」
という気持ちを強くしたようです。
前日の第三志望校が
不合格だったため、
この日は午後に第四志望校も受験。
結果は、第二志望、第四志望、共に合格。

第二希望校から
合格をいただけたため、
その後第一希望校を受験。
結果は不合格でしたが、
実際に取り組んだ問題の
難易度や自身の手応えから、
納得のいく結果だった、
とのことでした。

入学を決めた学校は、
当初親にとっては
候補に入っていなかったものの、
玉田先生のアドバイスで
学校見学に参加し、
受験することを決めた学校です。
まだ入学して1週間ですが、
既に毎日楽しく
過ごしている様子がうかがえます。

ひよし塾に入っていなかったら、
玉田先生にアドバイス
いただいていなかったら、
見学に行っていなかったら…
どれ一つ欠けてもひょっとしたら
受験すらしていなかったかもしれない学校に
今通っていることを考えると、
本当にご縁って大事だな、
とつくづく思います。

反抗期と相まって
「親の言う事が正しかったとしても、
従わないことに意義がある」
状態だった我が子に真摯に
向き合ってくださったこと、
また、幾度もご迷惑を
お掛けしたにも関わらず見放さず、
時には叱ってくださったこと、
改めまして感謝いたします。
この2年間、大変お世話になりました。
ありがとうございます。

【玉田より】

2年間のご通塾
ありがとうございました。
文系科目の成績が
常に安定していたこと
一つの成功事例として
共有させていただければ幸いです。

お子様には日頃
発言は多くないのですが
授業では積極的に
挙手をしていただき
盛り上げていただきました。

小学校ではそこまで詳しく
取り組みませんが
中学受験では出題量が
増えている単元です。

お子様はその単元が
習う前から頭の中に
入っていました。

これは膨大な量で
「覚える単元」としては
かなり時間と
根気が必要になります。
しかしながら
お子様はすでに
習得されていましたので
おそらく日常生活の中に
つねにあるものとして
認識されたものなのだと
思います。

またそれが
本人の琴線に触れるように
日常会話や新聞やニュースを
ご家庭で共有されていた
のだと思います。

フィールドワークを
開催したり
授業を担当したりする中で
苦手意識を克服するには
日常生活と学校や塾での学習を
融合させることが重要であると
痛感することがあります。

塾の勉強でも
苦手意識を持っている生徒は
算数の割合、食塩水の単元と
理科の水溶液の単元が
結びついていないことがあります。

お子様のように
日常生活の中に様々な
気付きがあるように
後輩達を指導したいと
考えています。

途中さぼっていたことについて
ヨナ・コンプレックスという
心理学の用語があるように
人間はだれしも
現在の環境の変化を
恐れる傾向があります。
環境が悪くなることは当然で
環境が良くなることにも不安を
感じるということです。

苦手科目に真摯に
取り組んだ場合、
より成績が向上し
目標にたどりつくかもしれない
それが受験勉強の目標であっても
無意識に抵抗してしまう
生徒がいます。

そういう時は
今までも同じような状況になった
生徒がいたということ
それを受け入れて
取り組まなければならないと
伝えた後、本人の意識が
環境の変化を受け入れるまで待ちます。

今回第二志望校に関しても
他の学校に関しても
最後に苦手科目を取り組み続けたから
手に入れたご縁であって
最後まで努力を続けたという
勲章を得て、
素晴らしい6年間を過ごして
いただければ幸いです。

その間に心身ともに
成長して自分の進路を
切り拓いていただければ幸いです。
楽しみにしております。

ご通塾いただきありがとうございました。
ご健康とご多幸をお祈りいたします。

玉田