2024年合格体験記 保護者様③

「お姉ちゃんも受験やったし、
自分もやってみようかなぁ」

えっ?お姉ちゃんが
大変だった受験生活見てきたよね?
そんな甘いものではありませんよ、
そんな軽くありませんよ、
中学受験は。
それと、姉がやっと
終わった受験直後に
また一から伴走する気力は
私にはありませんでした。

でももし、
中学受験をするならば、、
先生方の顔が浮かび、
当然、ひよし塾で
お世話になるつもりでした。

小さいころは
習い事も特にやらず、
お友だちと遊んだり、
家で自分の好きなことを
しながらのんびり
過ごしていました。

そんな中、
ロボット教室に
興味を持ったので
近場で探していたところ、
ひよし塾で開講されていると知り、
2年生の後半から
お世話になりました。

大きなリュックを持って、
一人でバスに乗り行き来するのを
不安に感じていましたが、
大学生の先生方や
異学年のお友だちとの交流も
楽しいとのことで、
安心して通わせることができました。

そして何よりも
このロボット教室のご縁で、
姉が大手塾から
ひよし塾へ転塾し、
本人の中学受験生活が始まり、
我が家はひよし塾に
長く深くお世話になるのでした。

ロボット教室を続けつつ、
冒頭のことばのお望みどおり
4年生の4月から
通塾することになったのですが、
当初は決められた日時に
授業を受けるという
基本的なことに
不安があったようで、
ほらやっぱりね、、
と先が思いやられる状況でした。

ひよし塾では
4年生の時点から
面談を組み込んでいただけます。
テスト結果のフィードバックだけではなく、
クラスの雰囲気や授業態度、
家庭学習の進め方はもちろん、
さらには家族構成
(きょうだいの有無などに応じて)
を参考にし、
その子の個性に合わせて
アドバイスをいただけます。

こちらからお伝えしたいこと、
先生からお聞きしたいことで
あっという間に時間が過ぎ、
面談が終わるころには
先生の大阪弁に
私もつられていました。

月例テスト・組分けテストを経て、
5年生の後半になると
ある程度自分の立ち位置が
わかってくるようになります。

わが子は強いていうなら、
理科が他教科よりも
安定していたのですが、
多くの入試では
国語・算数の配点の方が高く、
理科・社会の配点が低いため、
強化しなければならないものが
はっきりしていました。

しかし、子どもが弱点と
向き合うなんて難しいに
決まっています。
はっきり言って
大人でもイヤです。
そんな心の声は
閉まっておきますが、
ここは親力の見せどころ。

2番目の子ですし、
姉の経験もあります、
中学受験の紆余曲折も味わっています。
しかし、ここでとんでもない志望校発言。

この学校を目指したいと決めてからは、
また悩みの種が多くなったわ、、
と親力の自信が一気に下降しました。

6年生に入ってからの合不合テスト、
他塾での冠模試、歯が立ちません。
特に冠模試で点数が取れないのは
一番堪えていたと思います。

4教科が同一配点のこの学校、
少しは理科や社会で食らいつけるかと
思っていたのですが、
特に算数がなかなか遠く
追いつける感覚がありません。

そもそもの話ですが、
わが子は算数が苦手というより
計算ミスが多く、
取れるはずの点数を
見事に落としていることがありました。

姉対比で見ても、
図や式は書くタイプだったので
少しは安心していたのですが、
6年生からの計算は難易度、
スピード、正確性が一段と高く
求められるため、
何となくでは解けません。
一見ややこしそうな計算も
工夫をすればあっというまに解けるのに、
工夫の思考に慣れていないため
恐々と正面突破をやってしまい、
結局時間がかかり
間違いも多くなりました。

そして、やり方がわかったとしても
どういう時にミスをするのか、
自分を見つめ直す力が足りないため、
また同じことが繰り返されてしまいます。

ここを志望校としている子どもたちが
この時期に先述の内容で
つまずいていることはないでしょう。
他にもやることがいっぱいあるのに、、
と大きな不安材料で焦りました。

そこはひよし塾。
コンセプト通り、
ひとりひとりの課題に沿った
対応でしっかりと導いて
いただけました。
あとは本人の意識と鍛錬が
本番でどこまで合わせられるか、
なのですが。

9月からは複数校の
過去問演習が始まり、
一喜一憂することになります。
いや、正確に言うと一憂です。
9月→出来なくて当たり前のホップ
10月→傾向を掴むためのステップ
11月→この時期特有のスランプ
この3か月間、本人は
一生懸命取り組んでいたと思います。

しかし、やり込んでも
手ごたえがなく
数多いやり直しを続けました。
このような状況の中でも
理想の併願作戦とスケジュールを
面談で確認させていただきました。

ただひとつ大きな不安、
第一志望校です。
本人が受験したい気持ちと
過去問の難易度に
大きな乖離がある場合、
きれいごとでは済まされません。

希望通りになるためには
自身の努力がもっともっと必要です。
このことで親がもっともっと
できることは何でしょうか。

「前向きなことばで優しく見守りましょう」
が正解です。でも私は
「見守りましょう」
どころか
「もう無理でしょう?」
と。

渦中にいると真逆のことを
平気で言ってしまうくらい、
本当に訳がわからなくなっていました。

12月、この第一志望の学校について
玉田先生はわが子としっかり
話をしていただき、
大きな決断を素直に
聞き入れてくれました。

どんな表情だったのか、
どんな感情だったのか。
慌ただしい教室の隅で、
普段通り冷静に
「はい」と答えたのでしょう。
わが子の人生の
方向性を決めるにあたり、
親よりもひよし塾の先生方が
一番大きな存在となりました。
この決断後は本番のゴールを
しっかりとイメージすることができ、
加速していきます。

焦らず、苦しまず、笑顔で
受験を迎えることは理想ですが、
少ないはずです。
まず挑戦してみる勇気に始まり、
先生方の厳しいご指導・温かい応援を
受けながら試行錯誤し、
やっと迎えた2月受験。

本人が希望する学校に
合格することができました。
本人の条件にも当てはまり、
わが子には申し分ない学校です。

当初の第一志望校は
受験をしませんでした。
この決断について、
敢えてお伝えしたいと思います。
毎日の通塾に加えて
休みの日も朝の9時から18時まで
自習室に通い、
しっかりとご指導いただき、
抜け漏れはあるものの
本人のペースで
やってきたと思います。

過去問も8回分が終わり、
残すはあと2回。
この学校は憧れを持ちつつ
ギリギリまでやってきましたが、
過去問の合格最低点まで
やはり大きな乖離があり、
どうしても縮まらない、、
それだけでなく、
他学校の過去問にも
妙な力みが入ってくる
ようになったのも
気になりました。

そこはひよし塾。
先生方からのアドバイスと
志望校判断の適切なタイミングで
助けていただき、
この軌道修正のおかげで
不安も力みも解消され、
2月1日、2日に合格を
いただくことができたのです。

幻の第一志望校。
高望みし過ぎていた?
最後まで応援した方が良かった?
そんな親の感情よりも、
本人がそこに向けて努力し
挑戦したのであれば、
すべてが糧になったと思います。

「無理だから投げ出すのではなく、
諦めなかったが、届かなかった」
これが本音です。

第一志望校がしんどくなった場合、
各ご家庭でさまざまな考え方が
あると思います。

子どものモチベーションに関わるため、
適切なタイミングが非常に難しいと感じました。

今まで数多く指導されてきたお子さまと
わが子を照らし合わせ、
玉田先生から伝えていただいたことにより、
本人も判断に迷いなく
納得のいく受験で終えることが
できました。

中学受験は人生の通過点。
これから進学する中学高校から
大学へ進むのか、
外部に出て憧れの大学に進むのか、
将来何を目指すのか、
色んな可能性があります。
今後はひよし塾のOBとして
先生・後輩のみなさんに
立派な報告ができるよう、
周りに感謝しつつ
歩んで欲しいと思います。

二人の子どもが
ひよし塾でお世話になりました。
姉の時もそれなりに
濃いエピソードでした。
この中学受験の伴走は、
姉のサンプル1があっただけで
同じはずもなく、
やっぱりしんどかったです。
冒頭でわが子に甘いな、
軽いなと言っていましたが
親の私も結局そうだったのか、
と書きながら思い返しつつ、
笑い泣きしそうになりました。

二人の「入試過去問得点入力表」
は努力の結晶で書棚に置いてあります。
たまに見返して、ひよし塾と
この時期のことを
懐かしく思い出せるように。

こんな我が家に最後まで
寄り添っていただけたこと、
深く感謝申し上げます。
今まで本当にありがとうございました。

【玉田より】

お姉さんの頃から
今までご通塾いただき
ありがとうございました。

お二人とも授業中や自習中に
コツコツ取り組む姿が
印象に残っています
また塾では寡黙で真面目に
取り組んでいる姿は
本当に素晴らしかったです。

コロナ禍の緊急事態宣言で
学校が休校になった3年生
どうしていいかわからない
時期が続きました。
ロボット教室のご縁で
コミュニケーションを
取っていたのですが
受け答えが聡明で
楽しくお話をさせて
いただいたことが
今でも記憶に残っています。

6年生になり、
志望校が固まって
冠模試や合不合など
休日もなく取り組み続けて
くれていました。

第一志望校の過去問の
得点や直しの状況をみていると
出来る限りサポートはしたい
でもこのペースでは危険だと
判断し、ご提案させて
いただきました。

塾の役割としては
第一志望校に
何とか合格できるように
準備をすることですが
それを達成できなかったこと
心苦しく思います。

お子様にご提案をした際は
2Fのテラスに呼び出して
二人でお話をさせていただきました。
こちらが一方的に内容を
伝えるのではなく
意見を出し合ってその後に
提案させていただくように
努めました。

中学受験勉強を
サポートする立場にあって
どうしても志望校に届かない場合が
出てきます。

それでもよく頑張っている
しっかり見ているぞと
伝え続けていました。

保護者様が記されているように
他校の過去問演習の得点や
合不合での得点に
影響することがあります。

志望校の変更をしてからは
少し肩が軽くなったかもしれません。
それ以外の学校の過去問は
取れていたので
2月は全ての学校でご縁が
いただけると自信をもって
送りだしました。

合格した学校はどちらも
素晴らしい学校です。
一つしか選べないのが
残念ですが
選んだ道を正しい道に
していただければ
幸いです。

お子様と一緒に過ごした
時間はかけがえのない時間でした。
今自習室にお子様の姿が
ないことを寂しく思うとともに
本当に多くの時間を
我々に与えてくださったことに
対して深く感謝いたします。

本当にご通塾いただき
ありがとうございました。
今後のご家族のご健康とご多幸をお祈りいたします。

玉田