2021年度合格体験記 生徒④
【本文】
私は4年生の時から通っていた塾をやめて、
6年生の2月にひよし塾へ入塾しました。
6年生になって塾を変えるということなど
本当にいいのかなと思いました。
ひよし塾に入ってみて
驚いたことが2つあります。
1つ目は年間を通じて
担当の先生が同じということです。
先生が同じだと安心して
授業を受けることができるし、
時間が経てば先生の特徴も
分かってくるので良かったです。
2つ目は自習時間が設けられていて、
その時に先生に質問ができることです。
前の塾では自習できる時間がなく、
いつも家で宿題をしていました。
しかし私は家だと集中することができず、
はかどりませんでした。
ひよし塾の自習時間を使って宿題をすると、
周りの子たちや先生がいるため、
緊張感を持って集中して
取り組むことができました。
また、質問を先生にすることが
できたのはとてもありがたかったです。
先生は私のわからない問題を
私が納得するまで説明してくれました。
私は勉強ができる方ではなく、
特に前の塾の算数では
5年生の夏期講習頃からは
どんどんテストの点数が下がっていき、
嫌いな教科でした。
ひよし塾で苦手な算数を頑張りたい、
と思っていたのですが
すぐにコロナの影響で休校。
あまり授業の内容もつかめないまま
zoom授業になりました。
でもこれがきっかけで
ずっと家で黙々と宿題を
やっているだけでは足りないと思い、
出されているものだけでなく
テキストのやっていない所や
授業でやった問題をもう一度解き直してみて
自分が本当にできているのかを
確かめてみました。
この時に頑張ったおかげで、
通塾が再開された6月、
有久先生に算数のクラスを
変えてもらうことができました。
そして、もっと頑張ろうと思いました。
しかし、だんだんと辛くなってきたのは
過去問演習が始まってからです。
私は9月の時点で、
まだ第1志望校が決まっていませんでした。
他のみんなは明確にし
過去問をどんどん進めているのに、
私はまず第1志望校を決めるために、
2つの学校の解き比べてをしていました。
ようやく、10月の下旬ごろに
第一志望校が決まりました。
その学校は少し特徴のあるものだったので、
慣れるまでに時間がかかりました。
そして、9月から始まった下巻のテキストは
あっという間に進み、1月受験が始まりました。
私は、1月の受験校は下旬に受けました。
先に言うと、結果は不合格。
言い訳になりますが、
一番の理由は1回ほどしか
過去問を解いておらず、
しかも国語はやったことがなく
時間配分にもミスがありました。
過去問が大事だとわかったので、
最後の10日間ほどで
第1、第2志望校の過去問をひたすら解き、
わからなかった問題を
先生に質問して教えてもらうということ
を繰り返しました。
そして、最後の最後まで頑張り
2月1日を迎えました。
1日目、第1志望校の受験を
終えた後の感触としては、
今まで行ってきた過去問以上に出来たこと、
特に社会は良かったので
合格最低点を超える自信がありました。
2日目、第2志望校を受けましたが
この出来は普通。
そのまま家に帰り、
前日の第1志望校の結果を見ました。
結果はまさかの不合格。
私はその結果を疑いました。
自信があったのに・・
その分悔しさも大きく立ち直るのに
時間がかかりました。
それから、その日に受けた
第2志望校の結果も
夜に出るので確認しました。
結果は不合格。
第1志望校が不合格だった時のショックが
大きかったせいか、
悲しい気持ちももう何も感じませんでした。
3日目、第1志望校のリベンジ。
これで最後にしたいと思って
全力で取り組みましたが、
出来は1回目の方が良かったので
自信はありませんでした。
そのため後半の勢いをつけるためにも
「1つでも合格をもらった方が気持ちが楽になる。」
ということから、
偏差値を下げて急遽午後にも1校受けました。
この学校の結果は合格。
初めて見た問題で初めて
合格をもらいうれしかったのですが、
ここで気を緩めず引き締めました。
4日目、疲れた体と心を整えるためにどこも受けず、
塾で第2志望校の過去問や他校を解きました。
5日目、ついに最後となった
第2志望校の受験当日
苦手な算数が良くできたので、
そのまま次の教科も順調に進みました。
驚くことに前日に塾で解いた
理科の問題で似たものが出ました。
前日に解いたその問題は
石井先生が偶然選んでくれたもので
石井先生には感謝です。
そして、最後となる運命の合格発表。
結果は合格。
合格の文字が見えた瞬間に
「やったー!」と叫びました。
本当に嬉しかったです。
受験が終わって、
一番大切だと思うことは、
最後まで絶対に諦めないことです。
これから受験をする皆さんは、
自分で「やる。」と決めたら
最後まで諦めずに頑張ってください。
時には苦しかったり、
辞めたいなと思う時も必ずあります。
その苦労を乗り越えたからこそ、
素晴らしい景色を見ることができる時も
いつか必ずやってきます。
そんなこと言われても
先のことどうなるか不安ですよね。
ひとつひとつ丁寧に積み重ね、
時には運も味方につけ、
そして先生を信じることです。
あと、6年生の皆さんは
これから受験する学校の過去問を
理解するまで何度も解くということ、
そしてそれに近い学校の過去問も
解いてみること。
定番の問題は複数の学校で
取り扱われています。
5日間もの長い受験で疲れましたが、
最後の最後に電話を待ってくださっていた
玉田先生へ合格が伝えられたことを
本当にうれしく思います。
ひよし塾の先生方、
この1年間本当にありがとうございました。
【玉田より】
通塾時より思っていたのですが
君は本当に
きれいな文章を書きますよね。
この合格体験記は
改行するのにあれこれ考えるのですが
今回は特に時間がかかりました。
ここで改行していいのか
見直しては修正して
時間をおいて読み直すと
修正してしまうという状況です。
また【玉田より】を書かない方が
いいのではないかとも
思っています。
それくらい心情が
ストレートに表現されていて
読む側の心に響くものがあります。
この合格体験記は
当塾の塾生というよりも
幅広い中学受験生に
見てもらいたいですね。
さて、6年生からの転塾
新しい環境に飛び込むことは
大きな気持ちの負担に
なったのではないでしょうか。
この学年は
低学年から長期間
通塾している生徒が多く
周りの人間関係が出来上がっている中
色々周囲とコミュニケーションを
とるのはしんどかったと思います。
そんな中、まずは未習のカリキュラムを
取り組むこと、そして環境になれることを
第一に頑張ってくれたことをうれしく思います。
夏休みまでにある程度
通塾する環境に慣れて
そして質問する習慣を構築できましたね
よく頑張ってくれていました。
秋にかけて
志望校を選ぶときに
二つの学校が残りました。
一つを選ぶのは大変だったと
思いますが
自分で選んだ志望校に対して
塾はフォローできるようにしました。
時に厳しい声掛けがあったと
思いますが
必ず乗り越えてくれる
そしてそれを習得しなければ
合格できないという気持ちで
全ての講師が接していました。
1月入試の対策に対して
不十分になったのは
塾からのご提案です。
過去問は取り組むべきでしたが
1月に関しては実際に通塾する
可能性の低い学校であること
そしてその学校の対策を
する時間があれば
2月の志望校対策に時間をあてたいと
考えていました。
1月の結果がうまくいかなかったときには
そこからより一層危機感を持って
取り組む生徒がほとんどです。
そこから本番までしんどかったと
思いますが
そのような姿を見せずに
頑張ってくれていました。
本当に結果が出るまでの
苦しい時間を踏ん張って
耐えてくれました。
1日,3日の学校は過去問演習で
算数の得点がとれると
合格最低点を超える傾向があったので
初日の手ごたえがあったと聞いて
これなら大丈夫かと思いました。
他の生徒の場合
入試が終わってからの「できた」は
非常に危険なのですが
君の「できた」は頼もしく感じました。
しかしながら
結果は厳しいものに
なりました。
2月1日~4日まで
本当にしんどかったと思います。
なぜこのようなことになっているのか
理解できなかったと思います。
2月3日に一つ合格を得て
すこしだけうれしかったと思いますが
後半戦に向けて少しでも
いいイメージを持って
そして一つ合格があるだけで
認めてもらえたこと
そして今までの努力の過程を
再度認識してほしいと思っていました。
4日を5日の試験対策として
心身ともに落ち着かせることは
英断でしたね。
最後は実力で狭き門を突破したこと
本当に価値のある合格を
勝ち取ってくれたことを
うれしく思いました。
今までの勉強や
最後の入試期間をそばで見ていて
すこしだけ複雑に絡まった「縁」
というものが見られたような気がします。
全ての受験校は
素晴らしい学校ですが
進学先の学校は特に素晴らしい学校です。
新たに出会う素晴らしい
友人や先輩後輩に囲まれて
充実した6年間を過ごしてください。
期待しております。
この5日間大変だったと思います。
それよりもコロナ禍を含めて
転塾した一年は大変だったと思います。
何よりその前からコツコツ続けてきた
前の塾からずっと続けていた受験勉強
本当にお疲れ様でした。
前の大手塾での様々な経験が
この塾で活きたと思います。
そして2月1日~5日間で
大きく成長してくれたと思います。
中学受験の経験は
今後必ず人生の役に立ってくれるものです。
これからもあきらめずに
自分が立てた目標に向かって
頑張ってくださいね。
これからもずっと応援しています。
本当にお疲れ様でした。
御通塾いただきありがとうございました。
玉田