2018年合格体験記 保護者様④

娘は三つ上の兄と入れ違いに

3年生の2月から

ひよし塾に入塾しました。

兄は真面目で素直、

温厚でルーティーンな毎日を

苦としない性格でしたので、

与えられた宿題を何の疑問も

感じず粛々とこなし、

スランプや停滞した時期もなく

志望校に合格し、

すんなりと受験を

こなしてしまいました。

対して娘は、根は真面目ではありますが

やりたくない宿題はついつい先延ばし。

重い腰をあげて始めるも、

今度は時間をかけてゆっくり解くため、

宿題にとにかく時間がかかりました。

兄妹同じ塾に通いながら、

負担感がまるで違うので

宿題量が当時に比べ増えたのかと

面接のたびに確認していたように思います。

実際3年前に比べ

宿題量の増加はあったものの、

出来ない量ではないし、

娘はじっくり自分で考え取り組んでいるので

時間がかかってしまう、とのことでした。

長い目で見れば、

じっくり丁寧に解くことが

考える力につながり

本人の大きな強みになることは

理解していましたが、

中学受験はすぐそこにあるわけで

合格という目前の目標が

達成できるのか、という不安が常にありました。

今でもその部分は心に

引っ掛かかっています。

丁寧さだったのか効率だったのか…。

6年生の夏休み明けあたりから、

女子特有なのでしょうか。

もともとかなりの心配性で

とるに足らないことで

常に悩みや不平不満を

もらしていた娘でしたが、

それがかなり顕著になってきました。

「なんかわからないけどイライラするー」

とつぶやいていたり、

話題の大半は先生や

クラスメイトへの数々の不平不満。

娘は何か心配事をわざわざ

探しているのではないか、というくらい、

小さなことに不平不満を漏らしていました。

学校や塾ではそのようなそぶりは

全く見せていなかった様で、

玉田先生には

「外で頑張っている分、

家では甘えているんですよ、

お母さん頑張ってください。」

と励まされ、私は娘の

サンドバックになろうと覚悟しました。

極力イライラに付き合うようにし、

時には一緒になって悪口を言ったり

(責任ある大人としてやってはいけませんね)、

マイナス思考になっているときは

明るい気分になる様励まし、

ストレスをためせないように心がけました。

もちろん言い合いや

怒鳴ることも多々ありましたが…。

6年の1月からは塾の

カリキュラムが軽くなり、

それに伴い気持ちが

みるみる前向きになり、

12月までの娘とは別人のように

穏やかになりました。

受験直前で心配性の娘は

どんな精神状態に

なるのかと不安でしたが、

そんな不安は無用。

娘の気持ちは早く受験がしたい、

そして合格して遊びたい。

それが今もう目前なのだ、

というわくわく感でいっぱいの様でした。

その時点ではもう不合格することなど

全くイメージに無いようで、

その精神力を大変頼もしく感じました。

そのまま落ち着いた状態で受験に臨み、

結果は校風もとても気に入り

ぜひ行きたいと思っていた

学校に無事合格できました。

今は親子ともども中学生活を

とても楽しみにしています。

二人の受験を終えて思うことは

受験にはその子のタイミングが

あるのではないかということです。

精神的に落ち着いていて

やるべきことを第一に

考えられる理性が育っていれば、

負担は小さい、楽な受験になります。

小学校高学年という発達の差が

非常に出るこの時期、

精神的な成長が遅い子には

苦しいものになります。

とは言っても、じゃあ受験をあきらめる、

という決断は容易ではありません。

そこで必要になってくるのは

モチベーションです。

今振り返って少し後悔していることは、

もう少しいろいろな学校を

見ておけばよかったのでは、

ということです。

忙しい中時間を作るのは

大変なことですが、

沢山学校を見学して、

肌で子供がここに行きたい!

と切望するところを見つけることで、

モチベーションがあがり、

受験に対するストレスを減らすことが

できると思います。

そして親がしなくてはいけないことは、

勉強や成績については

極力口出しをしないこと

だと思います。

遠慮のない親子ですから

つい結果の出ない成績をみて

小言を言いたくなりますし、

苦手な単元を補おうと

宿題以外の勉強を

させたくなると思います。

そこはしっかりひよし塾がみてくれています。

塾は子供一人ひとりの

強み弱みを把握しており、

重点的にフォローしてくださいますから、

勉強や成績のことは

塾を信頼して丸投げしてください。

親にとって一番必要なのは

子供自身をよく見ることだと思います。

子供の小さな変化も

見落とさないようにしましょう。

ストレートに、大丈夫?何か問題はない?

と聞いてあげて良いと思います。

睡眠時間はとれているか、

悩みやストレスを抱えていないか。

塾では子供の態度が全く違うこともありますから、

そこは先生に些細なことも連絡相談し、

連携をとってとにかく心や体の

フォローをこころがけることが

大切だと思います。

最後に玉田先生をはじめ、

有久先生、石井先生、

子供に関わってくださった

ひよし塾の皆様、

本当に親身になって子供たちを

育てて下さりありがとうございました。

授業だけでなく、自習時間も

子供たちに対応してくださり、

息つく暇もない多忙な毎日を

お過ごしかと思われます。

そのご尽力していただいた分丸々、

家庭や子供の負担が減り、

つらい受験も乗り越えることができました。

本当にありがとうございました。

そして、6年前にたった一枚のちらしで

当時無名の小さなこの塾に

導かれた軌跡にも

本当に感謝しています。

【玉田より】

3年間ご通塾ありがとうございました。

また、合格おめでとうございます。

お母さんには3年前に

合格体験記を執筆していただき

今年また合格体験記をいただけること

大変うれしく思います。

本当にありがとうございます。

お兄さんの受験時と比較してしまうと

どうしても個人差があることと

カリキュラムが変わっているため

上手くいく分野と上手くいかない分野が

明確にありました。特に6年生前半の

カリキュラムはかなり負担があったと

思います。

本当によく乗り越えてくれました。

妹さんは柔軟な発想ができることが

最大の長所です。これからの6年間で

基本的な学習を始め,様々なことに

チャレンジしてほしいと願っています。

また、部活は先輩のスカウトがあると

思います。何卒よろしくお願いします。

お母さんの合格体験記に書かれていた

受験のタイミングですが

各自育ってきたバックボーンが違うので

成長するタイミングは個々で違います。

お子様の場合、効率を重視した際には

雑な部分が出ていたので、しっかり丁寧に

取り組んでいただくことを重視しました。

その分時間がかかりましたが

知識として定着してくれました。

右肩上がりの合不合判定テストの結果が

それを物語ってくれています。

また、塾ではムードメーカーであり、

全ての生徒に率先して声がけを

するなど、周囲への気遣いを

かなりしていました。

家ではその反動が出たのかもしれませんが

しっかりと受け止めていただき

ありがとうございました。

1月から一気に表情が明るくなったと

私も思っていました。

1月難関校の合格から

一気に自信を持って取り組めたと

思います。

2月1日や2日の朝の表情は

まるで遊びに行くような

晴れやかな表情だったことを

覚えています。

そして実力を発揮してしっかり

合格してくれました。

それまでの準備がしっかりできていたので

安心して送り出せました。

最後にいろいろな学校を見てまわればという

お話を在校生や保護者様に今後より強く

伝えていきます。

ご意見をいただきありがとうございました。

本当に6年間お世話になりました。

また、今後ともよろしくお願いします。

玉田