2025年 合格体験記 保護者様⑤

「兄たちとは違う学校にいきたい」

その一言で始まった中学受験。

我が家には公立中から
高校受験をした長男と
3年前に中学受験をして
私立中に進学した次男がいます。

その両方を見てきた三男が
自分からこう言って
中学受験をすると言ってきたとき
正直驚きました。

親としては
次男のときの中学受験の大変さが
身に染みて三男は
やらなくていいのでは
と思っていたことも事実です。

また、長男次男とは違って
どこか抜けていて
おっとりした性格の三男は
受験という競争には
向かないのではないか
どれほどの勉強量が必要になるのか
わからずに言っているだけではないか
など親としては半信半疑でした。

それでも、本人がそう言うならば
塾には行かせてみよう
途中でやっぱり大変すぎる
辞めたいと言ったら
辞めればいいのだからと
ひよし塾への入塾を決めたのが
4年生のときでした。

最初のころは
本当に授業についていくのが
難しかったようで
宿題もろくに提出できず
先生から面談時に指摘されて
初めて気づくような状況でした。

授業に行ったはずなのに
先生から
「本日来ていませんが、
どうされましたか?」
と電話がきた日は
真っ青になったことを覚えています。
(後から聞いたら「遅刻して教室に入れなかった」んだと)
そんな三男を根気強く指導してくださった
先生方には本当に感謝しかありません。

5年生になってからは
授業の理解力も上がり
やればやるだけ成績が少しずつ
上がっていく実感もあったのか
楽しそうに通っていました。

共働きなこともあり
家庭学習はほとんど本人に任せていました。
たまに父親が算数をみることもありましたが
「自分でやる」
と頑なに見せてくれないことも
多かったため
面談で頻繁に状況を
確認できることが
本当に有難かったです。

志望校を決める頃に
「次男と同じ学校はやっぱり嫌なの?」
と何度も確認しましたが
「同じ学校は絶対に嫌だ、
◎◎の弟だよねって言われるのは嫌なんだ」
と改めて三男の意思の固さを
思い知らされました。

そんな中、三男が自ら通いたいと思える
三男だけの学校選び
一緒にやりましょうと
様々な助言をいただいた
玉田先生に頭が下がります。

6年生になり
合不合模試の点数を睨みながら
本人と一緒に受験校を
決めていきました。
塾にいる時間が長くなり
自習時間に自分から先生に
質問することができるようになり
大好きなゲームも
控えるようになりました。

それでも、過去問の合格最低点に
なかなか到達できず苛立ちを
募らせていたときもありました。
特に理社の点数がデコボコで
興味のない単元は
ぜんぜん取れない状況でした。

あるとき心配して
鞄の中のプリントを整理していたら
右上に◎◎くん、
と三男の名前が印字された
個別の理社のプリントが出てきて
苦手単元のみ抜きだしたプリントを
先生が用意してくれたのだと
びっくりしました。
そんなことまでしてくれる
集団塾はなかなかありません。

1月受験は練習だからと
次男と同じ学校を受けました。
結果は合格。
点数も次男と同じくらい
取れていて安堵しました。
大丈夫、これなら大丈夫と。

2/1からの本番は午前午後とも
フルで試験に臨む
ハードなものでした。
次男の経験もあったので
あらゆる事態を想定して
組んだ日程でしたが、

結果:2/1午前午後ともX
2/2午前もXでした。 
とくに2/2午前は
安全圏と思って受けた学校だったため
Xはかなりショックでした。

兄弟で比べられるのが
嫌だった三男と
否応なしに3年前の次男を
比べてしまった自分を責めました。
次男と三男は違うんだ。

これくらいなら
三男も大丈夫だなんて
なぜそう思ってしまったんだろう。
ここまで頑張ってきた三男に
長男と同じ公立学校も
いいじゃないなんて
どうやって言えばいいのだろう。
そんなどん底の思いで迎えた
2/2午後の結果:合格

家族みんなで泣きました。
玉田先生にも泣きながら電話しました。

2/3午前午後、2/4午前まで
予定していたすべての日程を
三男は最後まで受けきりました。
2/3午後も合格をいただき
この学校へ進学することを決めました。

三男は最後の最後まで
「もう辞める」
とは、言いませんでした。
入塾するときは
すぐ辞めるって言うかな
なんて思った親を
見事に裏切ってくれました。
こんなにも粘り強く、根気よく
コツコツと努力し自分を
貫き通す子に成長してくれたことを
誇りに思い、
この受験にかかわってくださった
すべての方に感謝します。

本当にありがとうございました。

【玉田より】

3年間ご通塾いただき
ありがとうございました。

入塾当初はまだまだ不安定で
いったん二科目にすることで
負担を減らしましょうと
ご提案させていただいたこと
が嘘のような精神的な成長を
身近で見させていただきましたこと
感謝しております。

根底にあった
「○○の弟と呼ばれたくない」
は私自身も幼少期に同じことを
考えていたので心より共感し
応援したいと思っておりました。

成績は4年生5年生の頃は
タクシーの料金メーターのように
ポンと一段階上がってからは
少し同じくらいの得点を取り
またポンと上がってくれた
印象が強いです。

5年生の下半期後半から
月例テストから
組分けテストにシフトチェンジして
一時は得点が落ち込むかと
思いましたがしっかり
結果を残してくれたこと
嬉しく思います。

志望校合格という目標に向かって
コツコツ勉強してくれたこと
最後の最後は各科目の講師を
捕まえて質問や対策のプリントを
要求してくれたこと
頼もしく思いました。

進学先の学校では
素晴らしい環境が整っているので
今まで通りの姿勢で
頑張っていただけること
期待しております。

本当にご通塾いただき
ありがとうございました。

今後のご活躍をお祈り申し上げます。

玉田