2020年合格体験記 保護者様②

中学受験に挑戦したいと言い出したのは、

娘自身でした。

本当に挑戦したいのならと

最後までやり切る事を条件に

塾へ通わせる事にしました。

元々娘は、自分に甘く目標達成のために

コツコツと努力をすると言う事が苦手で、

スポーツでも何でも何となく自分の出来る

範囲で満足してしまうタイプでした。

なので受験に挑戦するのであれば、

結果より最後の最後まで努力をして

自分で「私は頑張った!」と

胸を張って言えるような

3年間にして欲しいと思っていました。

入りたいと思う学校が出来れば

目標に向かって頑張れるだろうと、

4年から学校の体験イベントや文化祭に

沢山連れて行きました。

また、漢字の勉強は

娘から

「テキストだと順番で覚えてしまうので、

テストを作って欲しい」

と言われ、

毎週その週の範囲の漢字テストを作り、

それを2回取り組ませ

チェックをするようにしていました。

計算の宿題は、主人がチェックをしていました。

テレビとゲームの時間は、

厳しく規制していました。

5年の後半からは、

娘がいる時間は極力TVを消すように

していました。

4年の時は時間はかかっていましたが、

宿題はきちんと取り組んでいました。

5年の6月ごろからは勉強のスイッチが入り

自習室を利用する事が多くなりました。

日曜日以外は塾へ行き勉強していたので、

親としても安心していました。

ところが、6年の夏休み前、

急激にやる気がなくなってしまいました。

小学校が楽し過ぎて、

このまま仲良しの友達と

地元の中学に進んでも良いかなと

言い出したのです。

塾へは行っていたものの

心が勉強から離れてしまい、

今まできちんと取り組んでいた

理科の1000問の小テスト、

国語の漢字語句テストで赤点を

取ったりするようになりました。

第一志望の学校を目標に頑張っていたので、

6年になってからこの状況になるとは

想定外で親としてもかなり

心配になりました。

しかし、夏休みがやって来て

学校から離れ同じ目標を持つ塾の皆んなと

過ごすうちに徐々に娘の気持ちも落ち着き、

受験勉強に前向きになりました。

安心したのも束の間、

過去問が始まると第一志望校は

全く点数が取れませんでした。

第二志望校も極めて怪しい状況で

心配な日々が続きました。

国語と社会が特に苦手で

いつも過去問をしっかり細かいところまで

添削して下さる石井先生からは

毎回厳しいコメントが

沢山書かれていました。

親としては、

先生が毎回きちんと添削して

下さっているのに、

同じ間違えを繰り返す娘に

この状況が分かっているのか!

とイライラしてしまう程でした。

しかし、本人は何を言われても

厳しいコメントを書かれても

決して弱音を吐く事は無く

(と言うか気にしていない?)

諦めませんでした。

第一志望以外に行きたい学校は無いと

前々から言っていたので、

それだけ想いは強かったのかもしれません。

11月ごろになると今まで以上に

娘が必死に勉強するようになりました。

朝は、塾の宿題のほかに

苦手な歴史をひたすら覚えて、

夜塾から帰ったら朝覚えた範囲を

テスト形式で主人が質問する

と言う日々が受験前日まで続きました。

こんな娘の姿は見た事が無いと言うほど

頑張っていたので、

最初に立てた目標である

「最後の最後まで努力をする」

は達成出来ると思い、

それだけでも価値ある事だと思いました。

過去問も2巡目になると

一度取り組んだことのある問題という事もあり

合格最低点を超える事もありましたが、

急激に学力が伸びているという実感はなく、

厳しい状況は変わりませんでした。

最後の面談で

勉強のピークが3月になりそうですと

お話があり、予想通り厳しい戦いになると

覚悟しました。

しかし、娘が第一志望の学校に入りたいと

ずっと勉強を頑張っていましたので、

合格の可能性が極めて低くても、

目標を変えずに受けさせようと

主人と決めていました。

結果、娘は第一志望の2回目で

合格を貰いました。

厳しい結果を覚悟していたので、

合格した事を知った時は親子で泣きました。

どんな事があっても

滅多に泣かない娘でしたが、

この時ばかりは何を言っているか

分からないほど号泣していました。

娘がこれだけ頑張れたのは、

先生方が楽しく分かりやすい授業をして

下さるだけではなく、

時には厳しく接して下さった事。

しっかり宿題のチェックをして下さった事。

また、いつでも自習室が使えて

常に娘の側に誰かしら

先生がいて下さり

質問が出来たからだと思います。

おかげで娘は、3年間で

1度も塾へ行きたくないと

言った事はありませんでした。

3年間、ひよし塾には本当に

お世話になりました。

時間のかかる娘に常に丁寧に熱い指導を

して下さった先生方には

感謝しかありません。

本当にありがとうございました。

【玉田より】

3年間御通塾いただき

ありがとうございました。

3年間、

いつも明るく挨拶を

してくれていました。

最近その声が聞こえないのが

寂しいです。

お子様はこの3年間誰よりも

早く来て、誰よりも遅く帰っていました。

塾ではしっかり勉強していたので

結果が具体的な数字に

現れないことをもどかしく

また、責任を感じておりました。

6年生の夏前にモチベーションが

下がったときは家での声掛けが

大変だったと思います。

私たちにとっては何度も経験している

状況ですが、保護者様にとっては

初めての中学受験です。

本当に夏休みに入ってから

立て直してくださいました。

ありがとうございました。

受験当日まで知識がつながるかと

心配していましたが

最後よく踏ん張ってくれたと

思います。

合格して電話をしてくださったときの

お子様の声今も耳に残っています。

うれしいという言葉では

形容できない3年分の複雑な

感情が入っていたと思います。

彼女のやり遂げる力

非認知能力という言葉が

トレンドになってきたので

今後もあらゆる場所で

称賛されることと思います。

何よりもお子様の望む

スタートラインに立てたこと

うれしく思います。

本当に御通塾いただき

ありがとうございました。

何卒宜しくお願い致します。

玉田