2023年度合格体験記 生徒④

【本文】

私は3年生の

冬期講習を経て

2月から正式に

ひよし塾生となった。

4年生の頃の私は、

宿題もしっかりとこなし、

良い取り組み方を

していると言われる

くらいだった。

土曜日も自習に行き、

算数のフォローでは

算数の宿題を

終わらせるなどして、

質問も理解するまで

聞いていた。

月例テストの算数で

3回連続満点を

とったことは、

今でも覚えている。

5年生になっても、

算数の質問は

欠かさずしていた。

この頃の私は、

国語の点数は

そこそことれていたので、

国語の質問は

4年の時に比べて

かなり減っていた。

そのため、

6年になって、

急に国語の成績が落ち、

4教科で見ると、

あまり偏差値が

上がらなくなってしまった。

国語の成績が

落ちた後、

石井先生に

「前みたいにたくさん

質問したほうがいいよ。」

とアドバイスされて

実行したところ、

前みたいに

すごくいい成績は

とれなかったけれど、

ある程度の成績を

キープできるようになった。

算数では、

計算ミスや書き写しミスが

目立つようになり、

何度もミスしては

後悔するような

結果ばかりだった。

質問でも、有久先生に

「じっくり考えた?」

「すぐにあきらめないで、

もう少し考えてみて」

など、何度も何度も

同じことを言われ続けた。

また、夏期講習では、

特に社会科で

手を抜いてしまい、

その後の成績に

大きく影響した。

玉田先生には、何度も、

「夏期講習できちんと

やらなかったことが

出てきているよ。」

と言われた。

そして過去問を解く時期になり、

第1志望校の問題の添削で

「間違いでもいいから記述に挑戦して」

と、どの教科でも言われた。

それはなぜかというと、

私の第1志望校は

4教科すべてにおいて

記述が多いため、

何か書かないと

始まらないという

問題の傾向があったからだ。

しかし、合計点が

合格最低点の

マイナス100点以上のことも

あったため、

正直言って受かる気が

していなかった。

第2志望校は、

なかなか合格最低点に届かず、

当日まで受かるか不安だった。

第3志望校は、

ほかの志望校ほど

心配はしていなかったが、

やはり不安はあった。

そんな私だったが、

良い意味でも悪い意味でも

肝が据わっていたため、

最後まで志望校を

変えることはなかった。

もしかしたら、

自分のなかで

「きっと大丈夫!」

と思っていたのかもしれない。

1月入試では、

全教科において

ミスを連発し、

絶対に不合格だと思い込み、

結果発表までの2日間ほど、

腐って何もしなかった。

結果発表は

家で母と一緒に見た。

結果はなんと合格。

とても驚いた。

そしてついに

本命の2月1日。

午前は第1志望校だった。

文系は手ごたえがあったので、

「いけるかも!」

などと思いながら、

お昼にカツサンドを食べて

午後の第2志望校の

試験会場へ向かった。

国語の問題。

論説文は過去問を見ても

難しいことが多かったため、

物語文を先にやろうと

事前に決めていた。

物語文を見ると、

なんと、午前の文章と同じだった。

「こんなことあるの!?」

と思いながら、

文章を読まず、

問題だけ解いて、

論説文にうつった。

算数はとにかく

計算ミスだけは回避し、

難しそうな問題は

少し考えて無理だったら、

次に進んで最後まで行く。

そうしたら、

前の問題に戻って、

計算を再度見直す。

これを徹底しておこなった。

午前の結果は

次の日の正午に出るため、

保留。

午後の結果は

夜の11時頃に出る予定。

結果によっては

明日も試験を

受けなければならないので

早目に寝た。

だが、どうしても結果が気になり、

11時前に目が覚めてしまい、

結果は父と母と私の3人で見ることに。

結果は合格。

過去問でも、

合格最低点の

マイナス30点しか

取れなかった私が、

合格した。

嬉しいというより、

びっくりした。

2月2日は、午前中から

塾へ行って3日目の

午前の第1志望校の対策。

2月1日の第1志望校は

2日に発表だったため、

正午の発表後、

母に結果を連絡してもらい、

受かればそのまま

手続きのため学校へ、

落ちたらそのまま残ることにしていた。

結果は不合格だった。

泣きそうになった。

元々いけるとは

あまり思っていなかったが、

文系はできた、

と思っていた分、

悲しみは大きかった。

そのまま残って

自習していると、

石井先生があることを言ってくれた。

「満足するところに

受かっているんだから、

明日は好き放題書いてくればいい。

それに、まだ苦戦している状態で

来ている子たちより、

確実に強い。」

確かに、と思った。

私は第2志望校に合格している。

もう、思ったことを

どんどん書いていい。

そう思うと、

自然に明日が

楽しみになってきた。

2月3日。

石井先生に言われたことを

思い出し、

とても楽しい気持ちで解答していった。

結果は不合格。

でも、あまり悲しくはなかった。

最後まで一生懸命に、

楽しく受けることが

できた私の受験に、後悔はない。

これから受験する

皆さんに伝えたいことは、

「ていねいにやること。」

特に、問題の解き方を

解答欄に記入する学校を

受ける人は、

何か書けば部分点が

もらえるかもしれない。

何も書かずに0点より、

何か書いて、

1点もらえたほうが点数が上がる。

それはきっと合格に

つながると私は思う。

受験勉強は大変だし、

やめたいと思う時が

あるかもしれないけれど、

頑張って耐え抜いた先には

幸せが待っている。

後悔しないよう、

最後まで頑張ってください。 

そして、この3年間で

様々なことを教えてくださった

玉田先生、有久先生、石井先生、

小野内先生、斎藤先生、伊藤先生、桑原先生。

きっと、大手塾に入っていた私なら、

授業についていけず、消化不良で、

今頃絶望していたかもしれません。

今、私が笑顔でいられるのは

全てひよし塾の先生方のおかげです。

これから、塾に行かない生活に切り替わる、

と思うと寂しさでいっぱいですが、

最後の最後まで

お世話になった先生方のことは、

この先ずっと忘れないと思います。

本当にありがとうございました。

また会いに行きます!

【玉田より】

志望校合格おめでとうございます。

進学する学校は

素晴らしい学校なので

ぜひ充実した学生生活を

お過ごしください。

夏休み期間中から

入試直前まで

かなり厳しい声掛けを

してしまったこと

この場を借りて

お詫び申し上げます。

入試本番直前に

塾で取り組んだ

国語の文章題が

入試本番で

出題されたり

2月1日と2日で

同じ問題が出題されたり

することはあります。

午前と午後で同じ作品が

取り上げられて頭の中に

入っているということは

よっぽど1日の午前に

集中して取り組んで

いたのですね。

中学受験を十数年

取り組んでいますが

様々な縁があります。

1日の午後に

そのような場面に

出くわしたことは

一つの縁なのかも

しれません。

また算数の当日の

心構えは今後後輩たちに

伝えていきたいと

思います。

時間配分などは

それまでのテストや

過去問演習で

身につけていかなければ

ならないのですが

当日そのような判断を

するときにこれで

大丈夫かこれを飛ばしても

みんなができているのではないか

という不安が出てきて

やはりその問題に戻って

となってしまう受験生が

多いと思います。

そんな中、

どしっと構えて

取り組める肝が据わった

状態で取り組める受験生に

なれるように

これからもサポート

していきます。

あなたの長所は

わからないことを

わからないと言える

そしてわかるまで何度も

相手に説明を求められる

ことです。

これから先も

さまざまなことを

学びます。

得手不得手があり

単元が消化できずに

そのままになってしまい

取返しのつかないことに

なる前にあなたは

自分で判断して

そのような事態を

未然に防ぐことが

できます。

そしてその力を

勉強以外の面で

活かし始めたら

それは多くの人の

助けになると思います。

充実した学生生活の中

たまにそんなことを

言われたなと

考えていたただければ

幸いです。

ご通塾いただき

ありがとうございました。

今後の活躍を期待しております。

玉田